L’IGNIS

ファサードを望む*

L’IGNISの空間に用意された光は全て面光源や多灯使い、間接照明といった「柔らかい明かり」です。強い影の出ない艶めかしい光ですが、同時に一歩違えればぼんやりとした印象にもなります。

テーブルの炎

オープン間際、店舗のスタッフがオイルランプの使用を提案しました。実際にテーブル上で火を点すと、空間の質がぐっと良くなった事に気がつきました。小さな炎の光はグラスに屈折光を、カトラリーには反射光を。この小さな光が煌めきを作りだし、インテリアに最後のエッセンスを加えたのです。思えばL’IGNISは薪の直火を使う「炎の店」です。

グリルマシンにくべられる薪

グリルマシンに始まり、オイルランプで締める。やはりこの店の主役は生の火でした。調光の心臓部、シーンコントローラの設定もそれらの光が際立つよう夜間は下限近くまで照度を落としました。人工光源はアンビエントと機能照明に徹して貰うことにしたのです。

L’IGNIS
所在地:東京都渋谷区恵比寿4-27-1pagoda SKビル 1F
写真:*印は Nacása & Partners Inc. 無印は GLOBAL-DINING, INC. & Keisuke Takato